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翠星のガルガンティア 10話「野望の島」感想

翠星のガルガンティア 10話「野望の島」感想です。


レドは自分の戦う理由に思い悩み、ピニオンは大きな力を急に手に入れて驕りたかぶる。
チェインバーは自らの演算で銀河同盟と同じ結論に到達し、
作中の空気がどんどん淀んできてる中でストライカーが降臨。

クーゲル中佐がいずれ復活する可能性は読めた。
1話で味方だったのが敵対するのも王道なので十分想定の範囲内だった。
が……あんなわけの分からないカルト教団引き連れているとはちょっと予想がつきませんでした。
あの世界、ああいう宗教集団だけの船もあるのかよ!
次回判明するんだろうけど、マジであの中佐は地球来てから何をやっていたんだ……

前回の衝撃的な真実を知ってそれをどう受け止めるかという話で、
レドが動きが少ない分回りが派手に動き回っていた印象です。

チェインバーの話で生物としての生存競争から、存在意義の確立や
イデオロギーの問題にしれっとすりかえられているのには恐ろしさを感じた。
アレは、直接生命を脅かす存在であるかどうかは関係なく、
文明や知性を捨てた人間を認めると知性の否定に繋がるから
全力で戦いを仕掛けて優位性を示さないとならないという話だよね?

この話が興味深いのは、人が人を憎む理由の一つを端的にメタファーしていて、
かつロボットが自ら考えて辿り着いた結論という流れにしている事。
別に本人が直接自分に危害を加える気はないのに、
その人の考えや行動を認めると自分の価値観に傷がつくため認められない心理というのがあって、
これをうまく劇中に昇華できているように思います。

ロボットが肉体的な死(活動停止)より存在意義を失う事の方を恐れており、
それを回避するために戦いの続行を啓発するというのは非常に倒錯した構造になってて面白かった。


また、「発展とその代償」についてはかなり入念に描いているように思います。

ヒディアーズは生物的に進化を続けたが、
その代償として文明や人間的な知性を失いました。
銀河同盟はそのヒディアーズに対抗する名目で科学技術を進歩させてきましたが、
社会が重度のディストピアと化した上に宿敵の殲滅以外に自身の存在意義が見出せなくなっています。

地球においても同じような二面性の描写はされていて、
失われた技術を復活させる事を望んだフランジは船団を二つに割る事態を招いたし、
財宝を手に入れるピニオンはすでに身に余る力に驕って破滅する予兆が見え始めています。


このあたりの発展を望む人間の姿も一つのテーマであり、
そうすると発展に対する意欲があまり強くないガルガンティアが今後のキーになるのは間違いないのですが……
レドの自立性という面と合わせてどういう結論に持っていこうとするのかまだ読めません。
単純な発展の否定を物語の結論に持ってくるような事はないとは思いますが。

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