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琴浦さん 12話感想

琴浦さん12話「伝えたい言葉」感想です。


これは素晴らしい最終回!
1話アバンの壮絶な生い立ちをなぞる演出、カメラアングルを多用して
ようやく本当に過去を乗り越えられた事を示すのが見事。
正にこの最終回に向けてずっと布石を打ち続けていた事が最後に分かって、
これ以外の終わり方はありえないと思えるほど綺麗な帰結だった。

琴浦と母の喧嘩は「一人で全てを抱え込まないようにする」
という作品テーマと合致していて、うまい具合に改変したと思う。

ESP研を一度解散したのは御舟部長なりのけじめだったり、
琴浦母がやってきたのは通り魔事件の話を聞いての事だったり、
一度見ただけでは気付きにくいほど細かいところにネタをつめていて、
序盤の高密度な脚本を思い出すほどの内容になっていた。
特に和尚さんだけ琴浦母の味方をしていた理由もちゃんと説明したのには驚いた。


全体を通して見ると、原作を大幅に改変しての再構築を最初から考えており、
これについてはおおむね成功していたかと思います。
原作は元からギャグとシリアスの配分が不思議であり、
このままアニメ化してもテイストの維持は難しいと思っていたのですが、
ブラックユーモアな部分は薄れつつもかなりうまく再現できていました。

あとは、とにかくキャラの印象について気を遣っていた。
一番分かりやすいのは森谷で、憎まれ役にならないようずっと何らかの仕掛けを用意していた。
真鍋でさえも序盤に森谷に言った暴言を撤回させているし、
モブキャラでも短くても謝罪するシーンを入れる事で悪印象を後に引かないようにしている。
ここまでキャラの印象に気を遣う作品は他にあまり知らないし、やり過ぎではないかと思うくらい。

それだけに、9, 10, 11話の通り魔事件のエピソードは勿体なかった……
おそらく原作に忠実に話を展開しても駄目で、それで原作から大幅に改変したけど
結局違う形で問題点が浮かび上がってしまったのは実に惜しかったです。
上でキャラに対するフォロー・気遣いが凄いと書きましたが、
このフォローが月野にはなかったのも自分が残念に思っているところです。


あとこの作品は福島潤という逸材を世に知らしめたのが最大の功績ではないかと本気で思う。
アニメ本編でもとんでもない量のアドリブをやっているし、
ラジオやニコニコ生放送でさらに自由度を増して暴れ回るのは圧巻でした。
これほどの人材が今まで眠っていた事が不思議でならないのですが、
どうも過去の出演作での様子を知っている人の証言によると
今までは本当に大人しくてあのキャラが目覚めたのは琴浦さんがきっかけらしい……

金元さんは中盤あたりから大安定状態になって、
他の声が思い浮かばないほど綺麗にはまっていた。
相当に演技の幅が広い役で、イカ娘、キュアピースに続く代表作になったと思う。


2期は……やってくれれば嬉しいですが、
1期で綺麗に収まったのでこれで完結でも不満はないです。
キャストの皆様、制作スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

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