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琴浦さん 8話感想

琴浦さん8話「デートじゃないもん」感想です。


今回は実に秀逸な脚本であったと思います。

この作品の全体の構成で見た上で重要な転換点で、
8話が放送された事でここまでのエピソードの構成がより見えやすくなりました。

1話から4話までは琴浦さんが超能力を克服し、人を信頼するようになる話。
5話から8話までは超能力を持っていても日常に溶けこみすぎて意識せずに生活できるようになる話。
そして9話からは再び超能力を持っているゆえにトラブルを引き寄せてしまう話。

思い返すと、5話から超能力を克服し、
それゆえに意識さえしなくなる方向に少しずつ話を振っていきました。
8話では一時的に本当に超能力を失い、
実はなくても話が成立するんじゃないかと思わせるように仕向けていました。

以前は5話6話が息抜きだと思っていましたが、
8話まで見た今では5話から8話までかけて視聴者に
「超能力の重要性を忘れさせる」事が本当の狙いであったのかなと考え直しました。

このエピソードは原作にもあるエピソードなのですが、
次の殺人事件への引きへ繋げていくのは本当に秀逸だと感じます。
おかげで原作よりも劇的な引きになってるかと思います。

御舟部長は琴浦を利用してでも
自分の目的を達成する黒い思惑(とそれに対する葛藤)があるのですが、
今までしばらく表に出てこなかったこの黒い部分が出てきた事や、
琴浦母が優しかった頃の記憶が出てきたりと、
まだ未解決の要素を匂わせるのもまた見事です。
特に前者に関してはここまで抑えてきた分、
テーマの一つとして大きく扱ってくれる事を期待しています。


……で、「アニメの全12話における構成上の位置付け」
という面では本当に見事な脚本であると思うのですが、
この8話単体で描写を見ると少し引っかかるところはあります。

一番気になるのはやはり真鍋を殴るように森谷にけしかけたところです。
これ以前には作中で暴力描写があったのは2回で、
3話の門下生を利用しての暴行(後に反省)、
5話の虫扱いされた事に対して怒っての殴打と比べると
今回はギャグとしてもちょっと納得がいかない形になっています。

ただまあ、細かいところで気になるところがいくつかあるというくらいで、
全体的にはいつもの安定感がうまく発揮されていたかと。
真鍋役の福島さんはどんどん弾けたアドリブが加速してるし、
金元さんもエロ演技やるしで、本当にキャストにも恵まれた作品だと思います。

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