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スマイルプリキュア 48話感想

スマイルプリキュア48話「光輝く未来へ!届け!最高のスマイル!!」感想です。


戦闘のクライマックスは前回と前々回で、
今回は平常運転に近い形で最後の消化試合という印象でした。

地球を救う事よりもキャンディとのお別れの方を焦点にしたために
ピエーロの舞台装置感がさらに増してしまった感じ。

ずっと出番待ちだったラスボスがこの扱いではちょっとかわいそうになってしまった……
最後の最後でスマイルの短所の部分が大きく出てしまったように思います。
最終回を単体で見るともやっとしたものが残って不満があるっていうのが正直なところです。
前回、前々回は勢いのまま押し切った感じなんですが……


この作品は一言で言えば
「短所も少なくなかったがそれ以上の長所で補った作品」だと思う。
その結果として、短所を気にせず長所を見れるなら非常に楽しめる作品となるけど、
短所が目につく人にとっては駄作という評価になるのではないかと。

短所の中で大きいのは
プリキュア5人とバッドエンド王国のメンバーで世界が完結してしまった事、
そして物語の本筋が中盤ずっと停滞していた事かと思います。

メインの5人にフォーカスする話が中心だったため、
5人で閉じた世界という感覚が強く、世界があまり広がらなかったというのがあります。
それが積み重ねが弱かったという事とも関連してきます。

そして物語の本筋やプリキュアの成長は中盤ほとんど描かれず、
中休みの回がずっと続くようになっていました。
これは子供が深く考えずに楽しめるようにする配慮だったのでしょうが、
その判断の皺寄せは終盤になって一気にやってきたような印象です。
その結果、最後は駆け足の急展開になってしまった。

他にも、各話の構成順序が妙だったりというのがあります。
それもこうした方がよかったというのではなく、
ちょっとプロの仕事としてどうなんだろうかと思うレベルで。
ずっと遊んでいる回を延々と続けたり、
終盤で序盤頃にやった方がいいエピソードを
(やよいの漫画エピソードとか)入れてきたり……

しかし、それでもこれらの短所を押し切るほどに
主力になっていたギャグの回は高い水準を維持し続けていたと思います。
そのため本筋じゃない脇道の回の方が本番という事態に……
最後こそ残念な感じにはなってしまいましたが、全体としては楽しませてもらいました。


後は、今期は声優陣の安定感や1年を通しての成長が相当なものだったと思う。
よくこれだけの逸材が1つのチームに揃ったと思うくらい全員特筆級の活躍をしていた。

まずは主演の福圓さん。
大凶顔を披露したり透明になったりロボになったり、
女児向けアニメの主人公らしからぬヨゴレっぷりも強烈だったのですが、
シリアス面でも最初は頼りない主人公に見えていたのが
回を追うごとに存在感と凄みを増していくのは圧巻で、
最後にはプリキュアのリーダーとして文句なしの風格を出していました。
重要な局面で出る叫び声が鮮烈で、
単純に声優としてのリスペクトもかなり集めたと思います。
やたらと絶叫したり鼻水を垂らしながら泣いたり、
シリーズの中でも随一の泥臭さを持つプリキュアになったのは
福圓さんの影響がかなり大きかったのではないかと。

サニー役の田野さんは
経歴の関係もあって最初は一番不安視されていたんですが、
同時に一番成長が著しかったと思う。
アニメ2作目にしてかなりレベルの高いアフレコ現場だったと思うので、
本人の資質や努力と周囲の環境が噛み合った結果だろうなと思ったり。

ピース役の金元さんは
最初は他作品のキャラとの演じ分けが甘い部分もあったのですが、
途中から完全な切り分けに成功して、
ピース声はピース声として独立したものにしていました。
放送前の事前の期待度はピースが一番高かったのに、
そこに対して演技面が批判がほとんど出なかったのが
最初から安定感高かったことを示しているのではないかと。
特撮が好きだったりスリルを楽しんだり、
最終的には「大人しそうに見えて中身はお転婆」なキャラになったのですが、
この部分は実は金元さんからのフィードバックがあったのではないかと思ってます。

マーチ役の井上さんは、
序盤凛々しい声の担当と思わせておいて、
どんどん苦手分野が増えていって駄目な子になっていくマーチをうまくやっていたと思います。
凛々しい声質のままヘタレという結構複雑な事をナチュラルにやっていた感じです。

ビューティー役の西村さんはメインの中で一番のベテランなのですが、
こういう落ち着いた役ができるという事にまず驚いて、
後半になると落ち着いた声のまま感情を爆発させたり、
子供化しても違和感なかったりさらに驚きが増しました。

アカンベェ役の佐々木さんも目立たないながらもいい仕事をしていたと思う。
台詞のパターンがほとんどないのに、固体やその回のテイストに合わせて
トーンを切り替えて時には恐ろしさを、時には笑いを演出していた。
それ以外の悪役もいくつかやっていたし、
影ながら作品を支えていた助演だったと思います。


ともあれ1年間楽しませてもらいました。
スタッフ及びキャストの皆様、1年間ありがとうございました。

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