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アーシャのアトリエについて雑感

アーシャのアトリエプレイ中です。
とりあえず1週目クリアしたので雑感を。


総評


まず、全体的に作りに迷いがあるというか、
まだ新シリーズのため手探りをしている印象がありました。

町の人に直接アイテムを渡す納品システムとか、
品評会とか、調合システムとか、
今までと形は変えてきているものの
「もっとこうすればいいのに」っていう細かいところでの
不満が見つかりやすいレベルにとどまっています。
「さらに洗練したシステムにする余地があちこちに残っている」とでもいうか。

そういう意味で正に新シリーズ一作目な空気がありました。


ゲームバランスについて


結構難度を下げてきたように思います。
変異ボスの中にはかなり強いのもいますが、
ニオ再会までの本筋をクリアするにはそれほど難しくはありません。
ある程度適当に強いアイテムと装備品作れば後は力押しでどうにかなってしまう感じです。

これは上で書いたように、今回はいろいろ手探りだったため
難度を高めに調整するとバランスが破綻するリスクが大きいと判断したのではないかと推測。


調合システムについて


こちらは本当に一新した感じです。

各素材の効果を理解して、
使う順序を決めていくっていうのはカードゲームに近いですね。
調合コストの考え方もそれに近い。

最初は意味が分からなかったけど慣れてくると
一気にできる事が広がっていく感じです。

とは言え、パターンを理解すると効果の微調整がしやすくなるため、
もっと面白くする余地は残っているかと思いました。


世界観について


何だかんだで平和だったアーランドシリーズから一転して、
退廃的な終末世界に変わりました。

アルトネリコやシェルノサージュなど、
土屋作品に近づいた形になったのが興味深いです。
印象としてはアーランドとアルトネリコの中間くらいの位置づけに感じました。

終末世界であるというだけでなく、
作り込みの手法もどことなく土屋作品っぽくなってる気がします。
世界観を作り込み過ぎてシナリオで活かし切れないというのは
土屋作品の考察で以前触れましたが、
アーシャの場合も同じ事が起こっているように思います。
まだ1週目のため自分が未発見なだけかもしれませんが、
本編で語られない裏設定はかなり多そうですし。


デザインコンセプトについて


今作では「花」と「チラシ」がデザインで多用されました。

花はオープニングでキーワードになっているし、
本編でも重要な意味合いを持つものになっています。

遺跡に花が咲く事によって死者と刹那の再会を果たすのは
絵的にインパクトが大きく、非常に面白いアイディアだと思います。
(厳密にはニオは死んでいないんだけど、意味合いとしてはそれに近い)

で、こういう絵的にインパクトを与えるファンタジー要素って
以前までは土屋作品の領分だったように思う。
アトリエだと凄い効果を持つ道具を錬金術で作っても
やる事は現実に即したものが多かったので。
気付きにくいところだけどここも挑戦の一部かと思ったり。

この辺、もっと映像に力入れて欲しかったところです。


チラシはゲーム中のあちこちで拾う事ができるアイテムで、
公式HPもチラシを模したデザインになっています。

こうやってデザインでチラシを多用する理由を考えてみると……
世界観のアピールの要素として使っているのではないかと。

では何をアピールしたいかというと、
一つが電気の通っていない世界であること、
一つが遊びのない世界であること。

一つ目はそのままで、それくらいの文明レベルである事の強調。
二つ目は、チラシは総じて真面目に作られており、
世界全体で見れば娯楽を発展させるほど余裕がない事の強調。

こうやってバックボーンとなる世界観をハッキリ示すのって本来は土屋以下略。


シナリオについて


キースを師匠のポジションにして、
キースが独力で解決できそうなのに
アーシャの成長を見守るっていうのは何気にうまい構成だよなと思った。

これは「主人公が達成する目的」がフォーカスされて、
「皆で達成する目的」を薄めているアトリエならではだと思う。

あくまでも目的を達成するのは主人公個人であり、
他のPTキャラはそれを護衛し、サポートするものというのは
他作品ではあまり見かけないアトリエ固有の形式ですが、
その形式を活かしたシナリオ作りに慣れてきた感があります。

で、構成はなかなかうまくいっていると思うのですが……
脚本や演出レベルでは盛り上がる部分が欠けていたように思う。

カタルシスが得られるのはニオとの再会で、
そこまではどうも淡々と話を進めている感じが強かったです。


また、どちらかというと今作は世界観の風呂敷を広げている段階で、
3部作で全部まとめ上げる狙いがあるようにも思います。
そのため世界に比べて物語のスケールが小さくまとまった印象も強いです。


こんなところで。
ボチボチと2週目も進めていきます。

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